2012年10月4日木曜日

グローバルノイズについて


グローバルノイズとは何か?

IndignatoOccupy#yosoy132、などの運動にかかわっているアクティビスト達が、2012年10月13日、世界同時的なキャセロラーゾ(cacerolazo)、あるいはキャセロール(casserole)のデモをする、「グローバルノイズ」を生みだそうとキャンペーンを始めています。各地のオキュパイ運動やコレクティブが、どんなテーマであってもそれぞれのコミュニティーにとって最も重要な問題に焦点をあてて、キャセロールのやり方でのデモを呼びかけてくれることを願っています。
 
歴史的に、注目を集めるための方法として鍋やフライパンを街頭で叩くというのがよく知られています。キャセロールのデモは、力を持たないコミュニティが、とても無視できないようなやり方で、自分たちが直面している問題に注目を集めるために用いられたことが起源になっています。これまでにこの形式のアクティビズムは、教育改革、飢餓、政府の腐敗、不平等な配分、などに関心を向けさせるために使われてきました。

キャセロールは、最近では世界各地のオキュパイ運動やスペインの怒れる人々(Indignatos)の運動、そしてとりわけカナダの学生運動によって復活させられていて、それ以来世界中に広がっています。こうした歴史的な由来や最近の実例があって、世界同時的なキャセロールのアイデアが生まれてきました。決して無視することのできない、世界規模の不満と不安の世界的な表明、それがグローバルノイズです。

料理の道具が最初に思いつく選択肢でしょうが、それだけではありません。ノイズを生みだすものであれば何でも使うことができるし、笛や管楽器やブブゼラやもちろんドラムなどの実際の楽器でもいいのです。DIYの楽器や洗練されたノイズの道具でも構いません、とにかくノイズを生みだしましょう。運転手を誘い管楽器を持ってデモ隊のそばを通り過ぎてもいいのです。スペインではそれを”Pitodromo”と呼びます。

ワーキンググループに参加しよう!(join the working group

グループが大きければ大きいほどノイズは騒々しくなります、ただし、たった一人で鍋を叩いたとしても大きなノイズを生むことができるのです。
グローバルノイズのワーキンググループとしては、2012年10月13日に向けて各々の町でキャセロラーゾの行動を組織してくれることを心待ちにしています。すでに複数のイベントが計画されていて、複数のジェネラルアッセンブリーが進行中なので、いくつかのグループやコレクティブがその週のどこかでグローバルノイズの行動を起こすことになるでしょう。なので、もしあなたのグループにとって13日が難しかったら、その週の他の日程を試してみてください。
鍋を叩いてデモをすることは、とりわけその心構えや音調が祝祭的で陽気であるほど、人びとの自発的な参加を促しやすくするということを覚えておいてください。見物人は、ただ単にノイズを生みだしさえすればそこに参加できるのだということをすぐに理解することでしょう。

鍋を叩く行動の例

昨年、怒れる人びとの運動やオキュパイ運動が形成されてからは、多くの鍋叩きの抵抗が世界中で生まれてきています。不安の理由は、学生ローンから資源の枯渇まで幅がある一方で、その不満を表現するための方法は一貫しているのです。
今年の始めにアルゼンチンでインフレに抗議する巨大なキャセロールのデモがありました。ロイター通信は、「アルゼンチンで数千人が、ブエノスアイレスの大統領官邸前で鍋やフライパンを叩いて政府に抗議した」と報道しました。シアトルでは、学生ローンノイズ部隊(Student Debt Noise Brigade)による「ノイズメイキング」が毎週繰り返されています。さらに、グローバルモントリオール(Global Montreal)によると、モントリオールでのキャセロールは、世界中での連帯デモを引き起こすことになったといいます。2010年10月まで遡ると、ドイツのオルデンブルクで、最低生活ができるだけの生活賃金と資源への公平なアクセスを要求する‘Krach schlagen statt Kohldampf schieben‘デモが行われました。

全世界的なグローバルノイズの波

2012年6月、世界各国のアクティビスト、ソーシャルジャスティス・ムーブメント、そのネットワークが、最も人目を引く抗議様式であるキャセロラーゾによる非暴力の世界行動日を計画しはじめました。何人かのアクティビストがワーキンググループを形成し、以下に示すような提案がつくられました。
参加に意欲的なコレクティブやジェネラルアッセンブリーは、どのような地域的あるいは局地的な問題が自分たちのコミュニティに最も大きな負の影響を及ぼすのかをそれぞれが見定めたうえで、キャセロールのデモに参加してほしい。私たちは、集合的な大衆の力を発揮することによって、世界民衆の変化を求めるサウンドを生みだすことになり、それは決して無視できなくなるはずだと思っています。グローバルノイズのワーキンググループは、10月13日(土)を行動の日として、鍋を叩きノイズを生みだしながら路上や街区に溢れ出すことを呼びかけています。
8月下旬、ロンドン、ブリュッセル、シカゴ、マドリッド、パリ、ハンブルク、パース、などを含む各都市の怒れる人々の運動やオキュパイ運動のメンバーがこの提案に賛同し、グローバルノイズのキャセロールの行動計画を開始しています。そのリスト(the list)は日を追うごとに増えています。 

参加しよう!

グローバルノイズを成功に導くのは簡単なことです。単に、あなたの家族、友人、フェイスブック、ツイッター、その他のソーシャルネットワークを通じてグローバルノイズのアイディアを共有すればいいのです。共有するためには、公式のフェイスブックページやツイッターアカウントもあるし、もしくはハッシュタグ#globalNOISEを使ってもらえばいい。
あなたの住む町で行動を計画しようとするなら、あなたの地域にあるジェネラルアッセンブリーやアクティビストコレクティブと連絡をとってみてください。そして、私たちにそのことを知らせてください。
もしも、グローバルな局面の調整を手伝ってくれるのなら、気軽にワーキンググループの会議やメーリングリストに参加してほしい。これは全世界的な行動なので、翻訳やその他の仕事をしてくれる人が必要になります。もし興味をもってくれるなら、それはとてもうれしいことです。
私たちは物理的には離れた空間にいるのですが、共通の闘争のなかでみんな連帯しています。10月13日、あらゆる町で、都市で、大陸で、世界は変化の音を聴くことになるでしょう。
グローバルノイズを生みだそう!



10月13日 土曜日 午前12時集合
水谷橋公園 東京都中央区銀座1丁目12−6
<グローバル・ノイズ注意点>

 10/13(土)デモの主催者は下記の通りです。

名称:10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ
呼びかけ:「持たざる者」の国際連帯行動
主催:10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ実行委員会
 世界同時行動グローバル・ノイズ(GlobalNoise)としては上記デモに合流するかたちになります。デモの主催はあくまで10・13IMF・世界銀行東京総会に反対するデモ実行委員会となります。当日は上記実行委員会の指示に従って下さい。(デモ時の隊列や、諸注意など)万一守って頂けない場合は参加をご遠慮して頂く場合がございます。予めご了承願います。





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